GENI概要

インターネットが登場してから30年以上が過ぎ、既存のインターネットに対してセキュリティ、QoS(Quality of Service)、安定性などの面で限界性が指摘されています。米国では、2000年ごろより、既存のインターネットを根本から見直して将来のネットワークを構築する「クリーン・スレート・インターネット構想」が議論されるようになりました。

これに対応するため、全米科学財団(NSF)では、全く新たなネットワーク・アーキテクチャや要素技術の研究を助成する目的でFIND(Future Internet Design)という研究ファンド・プログラムを設置しました。また、現在のインターネットはインターネット・プロトコル(IP)を前提としており、IPに依存しない革新的な技術を運用中のネットワークに取り入れていくことが難しいことから、NSFは全く新しいネットワーク・アーキテクチャや要素技術を実証していくためのテストベッドとしてGENI( Global Environment for Network Innovations)をスタートさせました。

GENIの計画が誕生した背景には、「いつまでもインターネットに頼っていては新しいものを生み出せない」という研究者の強い思いが存在しました。

実際にNSFは、全米規模のGENIバックボーンを構築する計画を明らかにしています。予算規模は要求段階で、5年間で3億6700万ドル、日本円にして約400億円に相当します。

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